先週の土曜日は大村市が主催するビジネスプランの発表会に参加いたしました。
大村市内の起業家とゲストスピーカーとして地場の有力企業の経営者がステージに登壇され、起業家からはこれから取り組むビジネスプラン、ゲストスピーカーからは新規事業の創造の難しさについてのピッチがありましたが、支援者席まで届く熱量がとにかくすごく、大いに刺激を受けました。
先週は20代の起業家の方ともご縁を頂き、ピッチを聴く機会がありましたが、こちらもとにかく熱量に溢れており、また、ビジネスモデルの組立て方やマネタイズのアイデア、スタートアップのシード期の捉え方など、多くを学ばせて頂く機会となりました。
日々、経営者の方と接していて思うことですが、どんなに優れた経営書よりも、経営者の傍で経営者から発せられる一つ一つの言葉や想いを聴き、リーダーとしての背中を見ることが一番学びが多いこと、そして、経営者の熱量が人を動かし、世の中を動かしている、ということです。
経営書や実用書、学術書の読書量が多いと言われる私が言うのもなんですが、本や論文はあくまでも現実世界に起こる事象の答え合わせとメカニズム(理論=Why)のインプットだと思っています(ただし、メカニズムの理解があるからこそ、良い事象の再現や悪い事象の回避が出来るとも思っています)。
経営者として苦しい時期を乗り越えた経験や覚悟があるからこそ紡ぎ出される言葉や、周囲を巻き込む熱量というのは真似をしようと思って出来るものではありませんが、私も一人の経営者として、周囲に覚悟や熱量を感じさせられるような存在になりたいと思います。
また、経営者・起業家の方のピッチをお聴きする機会が増えてきたなかで、私自身も下記を磨いていきたいと思っています。
- 聴き手としての反射神経
- 語り手と聴き手の相互作用が場を作り出すことから、聴き手として論点整理やイメージ共感のスキルを高めて反射神経を鍛えたいと思います。その為には語り手の言葉の理解も必要になるため、スタートアップ独特の用語や幅広い業界についての知識を身につけなければならないと思います。
- 自分自身のピッチのスキル
- 最近お会いする方は、いつでもどこでも即興でピッチが出来る準備と心構えをお持ちの方が多いので、私自身もピッチ用のツール(スライド)の準備と状況(時間)に応じたピッチのテクニックを身につけなければならないと思っています。
上記は少々テクニカルな要素ですが、何より大切なのは語り手に寄り添い、真摯に聴く姿勢だと思います。
とても嬉しかったのは、前述の20代の起業家の方から「末松さんは東京のコンサルやVCと同水準のやり取りが出来るけど、温もりがあって優しくて相談がしやすいです」とのお言葉を頂き、その方からその場で別の経営者の方をご紹介頂いたことです。
目指すコンセプトに共感をして頂ける機会が増えてきたので、これから更に加速をしていきたいと思います。
昨日は、昼はIPO支援の専門家の方との面談、夜は思いがけない展開でBig4のコンサルや金融機関の方々とざっくばらんにお話しをする機会を頂き、大いに刺激を受け、熱量が更に増したので、この熱量を仕事に活かしていきます。